屋根工事の詐欺手口

屋根のトラブル、メンテナンスなどは、経年劣化や災害時など、十数年に一度しか行わないため、よく知らないリフォーム業者や格安で工事を請け負う業者に仕事を依頼してしまい、詐欺や金銭トラブル被害に遭う方が増えています。

よくある屋根工事の詐欺手口を知り、騙されないようにいつでも警戒するに越した事はありません。

屋根工事の詐欺手口を見抜くには、よくあるパターンを知っておくことです。

もちろん、詐欺の手口にも色々あります。

だからこそ、屋根の工事を行う前に、ネットや口コミの最新情報を知ることが大切です。

屋根工事でよくある詐欺手口とは、アポなしでやってくる訪問業者です。（誤解がないためにお伝えしますが、真面目な訪問業者も多く存在します。）

屋根裏や屋根の上の無料点検を行い、（酷い業者になると勝手に屋根に上がります。）デジカメの画像を見せたり、高額リフォーム費用を割り引くとして、工事契約や工事代金の振込を急がせたりします。

騙されるほうが悪いとはいえ、悪質業者は恐怖心や緊急性を煽り、金額を提示し、その場で工事契約をさせようとします。

工事契約を拒否すれば、

「雨漏りで建物が腐る」

「建物が倒壊する」

といった恐怖心・心配心を与えて、全く根拠のない緊急事態（雨漏れ・倒壊・シロアリ）が迫っていることを強調し、工事契約や工事代金の支払いを急がせようとします。

悪質訪問業者は、最初の訪問時から悪質なのではなく、やりとりの中で、突如悪質な業者に変わっていることもあり注意を要します。

典型的な悪質業者は、訪問販売業者です。（訪問業者の中には知識もないのに作業着を着て訪問する素人もいます。）

屋根工事業者にも営業マンはいますが、訪問営業を行う場合でも、アポなしの飛び込み営業をやらせるような業者は、高額歩合に釣られ、強引な営業手法で依頼主を騙し、不当に必要以上の利益を得ようとする業者の可能性が高いといえます。（誤解がないためにお伝えしますが、真面目な訪問業者も多く存在します。）

屋根修理や屋根葺き替えは、必要性に迫られないと専門業者に依頼しない工事です。

雨漏りの発生やメンテナンス時期であれば、じっくりと検討してから、修理やリフォームを相談・依頼します。

契約や工事を急がせたり、不要な屋根工事以外のリフォーム工事を盛り込んだりと、売上至上主義・ノルマ至上主義の訪問販売業者には、急いで安易に見積もりや屋根工事の相談をしないほうがいいでしょう。

突然の飛び込み営業を行う訪問業者には、名の知れた有名企業であることも多く、つい屋根の無料点検を依頼してしまうことがあります。

悪質業者であれば、強引に屋根の無料点検をするように説得されます。

無料点検も後日ではなく、考える時間を作らせないために、その日に行うケースが多く、点検といいながら正常な屋根を壊したうえで写真を撮るケースも過去にありました。

その写真を見て、屋根の修理やリフォームをせざるをえなくなりますが、これは詐欺行為です。

工事の見積もりに高額の報告書などが加算されていることもあります。

突然の飛び込み営業でやってきた業者をそう簡単に信頼してはいけません。（誤解がないためにお伝えしますが、真面目な訪問業者も多く存在します。）