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ALCパネルについて解説します。
ALCとは、Autoclaved Lightweight Concreteの事で(高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート)の頭文字をとって名付けられた建材の事で、板状に成型したものを略して「ALCパネル」と呼んでいます。
ALCパネルは、1,920年代にスウェーデンで開発され、その後ヨーロッパを中心に発展してきた建材です。
日本国内では、旭化成が1,962年(昭和37年)に旧西ドイツから、シポレックス(現 住友金属鉱山シポレックス)も同年にスウェーデンから技術導入された歴史があります。
以来50年以上にわたって、高い性能が評価され、使い続けられています。
なお現在、ALCパネルは世界20カ国以上で製造しており使用されています。
ALCパネルの大きな特徴としては、ALCパネルの内部に直径0.05~0.1ミクロンという非常に細かな気泡があり、しかも普通のコンクリートに比べて、約1/4程度の重量なので、建物の軽減化に役立ちます。
また、断熱性(熱伝導率は、コンクリートの約1/10)、耐火性、強度に優れ、建築物に求められる数多くの性能を高いレベルで満たす為、鉄骨造の外壁材・床材・天井材等として数多く使用されています。
なお、ALCパネルを外壁材に使用する場合は、ALCパネルに防水性を持たせる為、塗装工事が必要になります。
新築時の推奨の外壁塗装仕様としては、アクリルタイル(JIS A 6909複層塗材E)、シリカタイル(JIS A 6909複層塗材Si)などがおすすめです。
ALCパネルには、優れた断熱・防火・遮音性があり、強度にも優れています。
また、ALCパネルは、水分を吸いやすく、乾燥しやすい性質を持ちます。
ALCの主成分は、珪石、セメント、生石灰、石膏、アルミニウム粉末等です。
これを凝固させ180℃、10気圧の高圧の蒸気をかけて、10数時間オートクレーブ養生する事によって作られます。
それに鉄筋の補強を加える事によって、コンクリートと同レベルの強度が得られます。
ALCパネルは加工しやすいので、ALCパネルを建物に取り付けた後、現場で塗装をして仕上げるのが一般的です。
ALCパネルの外観は、モルタル壁の様な仕上がり感となりますが、ALCパネル目地がジョイント部分に見える形状となっています。
従って、モルタル壁に比べてデザイン性に関しての自由度は低いのですが、工場から出荷される際、既にデザインが加工されているので、一定の品質があり、とても美しい外観になります。
軽量かつ断熱性も高いので、外壁材としての近年シェアを伸ばしてきています。
ALCパネルは構造上、ALCの内部にたくさんの隙間(多孔質)があります。
ですから、ALCパネル表面の強度が低く、ALCに水が浸入すると内部のワイヤーが錆びてしまい、全体の強度が低下してしまいます。
また、ALCを外壁として機能を持たせる為に、ALCパネル同士をシーリング材(コーキング材)と呼ばれるもので接合させる必要があります。
シーリング材は、優れた防水機能がありますが、10年程度で経年劣化して防水機能が無くなってきます。
ですから、ALCパネルの外壁塗替えを行う際には、防水の要であるシーリング部分も適切に補修する事が重要です。
この際、使用するシーリング材は、可塑剤が配合されていないシーリング材(ノンブリードタイプ)を使う事をおススメします。
シーリング材に可塑剤が含まれていると、シーリング材の表面がベタベタして、塗装した2~3年後には、シーリング材の周囲に汚れが付着して塗装面が真っ黒になってしまいます。
ALCパネル自体の外壁塗り替えは、既存の塗膜に問題がなければ、微弾性フィラー、カチオン系シーラー、ウレタン系のシーラー等を下塗りに使用し、上塗りにアクリル、ウレタン、シリコン、フッ素等の塗料で外壁塗装するのが適していると言えます。
但し、既存のトップコートがアクリル系塗料の場合、熱膨れが生じている場合がある為、施工の際には事前の確認が必要です。
万が一、熱膨れが生じている場合は、熱膨れ部分を完全に除去し、カチオンフィラーで絶縁する必要があります。
ALCパネルの種類は、2種類あって、厚型と薄型に分ける事ができます。
厚型のALCパネルは、鉄骨・鉄筋コンクリート造等の耐火建築物に用いられ、厚さ75mm以上のパネル材です。
長さ6,000mm以下、幅は2,400mm以下になります。
薄形パネルは、木造や鉄骨造に使用される厚さ35mm~75mm未満のパネル材の事を指します。
厚さ50mm以上の薄型ALCパネルは、鉄骨造・木造の建築物に使用されます。
また、厚さ35、37mm薄型ALCパネルは、主に木造に使用されます。
共にALCパネルの大きさは、長さ3,000mm以下、幅は606mm以下になります。
また、外壁用のALCパネルにつきましては、装飾性を重視して凹凸を用いたデザインパネルやタイルを貼ったALC製品もあります。
現在日本国内では、3社でALCパネルが製造されており、旭化成建材株式会社は、「ヘーベル」・住友金属鉱山シポレックス株式会社は、「シポレックス」・クリオン株式会社は「クリオン」といったALCパネル製品があります。
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